徳島県歯科衛生士会の森本みどりさん(中喜来)が、令和4年度徳島県表彰を受賞されました。
森本さんは、長年にわたって歯科衛生士として保健衛生の向上に貢献されました。
今回は、森本さんのこれまでの活動などについてインタビューさせていただきました。
受賞された今のお気持ちを教えてください。
ずっと目の前の任務に夢中で取り組んできましたが、この表彰にあたって、これまでの活動を振り返ってみると、本当に長い間このお仕事に向き合ってきたんだなと感じました。
歯科衛生士の仕事は多岐にわたりますし、歯科衛生士の研修会の企画運営なども同時進行でおこなってきて、いろいろなことを経験させてもらったなと思います。
生涯、学習を続けていたかなければならないという思いがあります。
そして、それを後輩の歯科衛生士さんたちにも伝えていきたいなと思っています。
こちらの伝え方で、患者さんに誤解を与えてしまったらいけないし、一方的な押しつけになってしまってもいけないですよね。
患者さんに対してだけではなく、先生や実習に来られている学生さんなどとのコミュニケーションも大切だなと感じています。
そういったことも、お伝えしながら、一緒に勉強していけたらなと思います。
口の健康と全身の健康を切り離されて考えられる方も多いのですが、口も体の一部で、全身への影響があるということを再認識する機会にもなりました。
お口の健康がどれほど大切か、お伝えしたいことはたくさんあるんですが…。
何年もやっていますが、これが1番難しいですね。少しでも患者さんの行動変容を促すことができたらいいなと思いながらやっています。
それでも、虫歯多発の時代をのりこえて、学校での健康教育がはじまり、成人の歯科検診もこれからどんどん普及していくと思います。
歯科に対する意識も、昔と今では大きく変わってきたなと感じます。
日常生活のなかで、時間がなくて、ささっと終わらせてしまうこともあると思います。
それは仕方がないことなので、そんなときは、1日のなかの別のタイミングでしっかり磨く時間をとってもらえたらいいと思います。「たかが歯磨き、されど歯磨き」ですからね!
最後に、みなさんに伝えたいことはありますか?
表面では悪いところはないように見えていても、レントゲンなどを使って見えていない悪いところを見つけてくれることもあります。
お口の定期的なメンテナンスを心がけてくださったら嬉しいです。
今後の益々のご活躍をお祈りしています!
プロフィール
森本 みどりさん 中喜来